Git LFSサーバのバックエンドとしてAmazon S3を使用できるようにするプロキシ,LFS2S3Proxy を公開しました!
これは,過去にこちらの記事で紹介していたものです.
ydkk.hateblo.jp の続きです.
だいぶ間が空いてしまいましたが,実際にミキサを作るまでの手順を紹介します.
まずは適当に回路*1を起こして
ブレッドボードで試作
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動作確認ができたら基板に起こして
適当に基板も起こしたので届いたら組み立てる pic.twitter.com/QGK2ojTCHt
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中華メーカ*2に基板を発注して
基板届いた! pic.twitter.com/CFnxIDbF4C
— social.0ko.me/@YDKK (@YDKKK) 2018年3月15日
部品をはんだ付けして完成!
原稿書くのしんどくなってきたので気分転換にイカミキサーのはんだ付けしてた。
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回路も問題なくていい感じ。 pic.twitter.com/8Ab8W6oMs9
必要な部品はこんな感じ*3
秋月で揃えられる部品で組みました. 基板代を含めても一個あたり1500円もしません. 地味に良い部品を使っている部分や,オペアンプの負電源の生成にICを使っている部分などをどうにかすれば,あと500円ぐらいはコストを下げられそうです.
3Dプリンタがあればケースも作ったのですが,無いのでAmazonで適当なクリアケースを購入.
ケースに詰めてみた
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半分空いてるからバッテリー駆動化とかできそう pic.twitter.com/4zI7FvROTc
電源はUSBから取っていますが,余裕のあるケースにしたら半分ぐらい余っちゃったのでバッテリー駆動化なんかも出来そうです.
肝心の使い心地ですが,特にノイズもなく*4狙い通りマイク信号への混入も発生しません! 大満足の仕上がりです. オーディオ系の工作は初めてでしたが,安価でイカのプレイを快適にすることができました. SwitchのVCで似たような不満を抱えている方は,是非ミキサ自作に挑戦してみると良いと思います!*5
オペアンプの回路は,次に示すサイトなどを参考にしました.
簡単なオーディオミキサー
自作オーディオミキサー 〜オペアンプ加算増幅器〜
*1:1倍の反転増幅回路です.出力波形が反転してしまいますが,ゲーム用だし別に良いかなぁと.
*2:今回はFusion PCBを使いました.
*3:当初はUSB Mini-BとMicro-Bの両方を使える想定でいたのですが,なんと秋月の変換基板にはピン互換が無かった… https://twitter.com/Tiryoh/status/978644360450330625
*4:電源をSwitchもしくはPCなどの接続先のデバイスから取ると,グラウンドループノイズ?が発生する場合があるので,別電源にするのがベストです.
*5:HORIもどうせなら単体でこんな感じの周辺機器出せば売れると思うんだけどなぁ.
タイトルの通り,オペアンプを使ってNintendo Switch用のオーディオミキサを作りました.
そもそも何故こんなものを作ったのかを説明するために,まず現状のSwitch周りの配線の様子を次に示します. どうしてこうなったという感じの構成*1ですが,そこはひとまず置いておいて,今回作ったのは図の下部にある赤線で囲ってあるミキサの代わりになるものです.
SwitchにはVC機能が搭載されていないので,通話しながらゲームをプレイしようとすると必然的にゲーム音とVCの音声を混ぜる必要があります.スピーカ出力でプレイする場合は,それぞれの出力を別々のスピーカから出すことで簡単に解決できますが,ヘッドセットでプレイする場合はひと工夫する必要が出てきます.
この問題の解決には皆それなりに悩んでる*2ようです.
簡単な方法だと
【正規代理店】belkin マルチイヤホンスプリッターイヤホン分配/分岐 ロックスター ブルー F8Z274btBLU
こんな感じの簡易ミキサを使ったりすることなどが考えられます.簡易ミキサを使う上で注意する必要があるのは,ヘッドセットなどによっては端子が4極になっていたりする場合があるので,そこでさらに分配ケーブルなどが必要になる可能性がある点です.
私は,配線が煩雑になりそうということもあり,この問題の解決にAIR STEREOのミキサ部分を使うことにしました.
【Nintendo Switch対応】ゲーミングヘッドセット AIR STEREO for Nintendo Switch スマートフォン向け「オンラインロビー&ボイスチャット」アプリ対応
どうやら任天堂?もこの問題を認識しているらしく,HORIからSwitch向けのライセンス製品として販売されているヘッドセットのAIR STEREOには,ゲーム音とVC音声を混ぜられるミキサ*3が付属しています.
わざわざこんな図が添えてある
流石はこの用途専用のミキサなだけあり,目的にピッタリです.配線回りもシンプルになるのでずっとこのミキサを愛用していました*4.
しかし,使用しているうちにこのミキサには問題があることに気が付きます.それは,上に挙げた簡易ミキサと同じように入力を単純に混ぜているだけなので,それぞれの入力が逆流してしまうということです.
単純に逆流するだけならばそれほど問題は無いのですが,前段の出力インピーダンスが低くてGNDが揺れるのか*5,大きめの音を再生すると何故かそれがマイク入力に混ざってしまうのです.結果として,エコーが発生してしまったり,PCで再生した別の音がマイク入力に混ざってしまったりする現象が発生しました.幸いDiscordには入力感度の調節機能が付いているので,コレを低めに調節することで音が混ざることは避けされますが,あまり下げ過ぎると今度は声を大きくしないと自分の声が相手に届かなくなってしまいます.また,単純な音量調節機能しか付いてないSkypeなどで問題になります.
そこで,代わりになるミキサをオペアンプを使って作ることにしました.
その2へつづく
さて、今年ももう残り少なくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日の記事は、次の3本立てです。
皆さんはソースコードリポジトリの保存先として,GitHubなどのホスティングサービスをお使いでしょうか. また,リソースファイルなどのバイナリファイルを管理するためのリポジトリのサイズが肥大化していたりしないでしょうか.
実は,GitHubなどのホスティングサービスでは推奨されるリポジトリのサイズが決められており,そのサイズを大幅に超過するようなリポジトリは運営による凍結・削除の対象となってしまうことがあるのです.
この記事では,そうしたリポジトリの肥大化を,バイナリファイルをソースコードとは別で管理することによって防ぐことが可能なGit LFS (Large File Storage)と,Git LFSのサーバとしてAmazon S3を活用する方法などを紹介します.
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