はじめに
さて、今年ももう残り少なくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日の記事は、次の3本立てです。
- 技術の力で運用を楽にする
- 手軽に画面をGIF動画でキャプチャする
- バックアップは忘れずに
技術の力で運用を楽にする
※主に非エンジニア向けのお話です
よく「エンジニアは楽をするための努力は惜しまない」と言われています。
しかし、エンジニアが触らなかったり、使ったりしない箇所の場合は、あまりそうした意識を持てない場合があります。
そのような場合は、思い切ってエンジニアに相談してみるとあっさりと解決出来ることがあります。
今回はそのような例で、エンジニアに相談することで運用コストを下げることが出来た例を紹介しようと思います。
ことの発端はこのようなやり取りでした。
アプリに表示するお知らせを管理画面から作成することが出来るのですが、その並び順を決めるために disp_order
という値を使用していました。
しかし、この disp_order
という値はお知らせの作成時に手で入力するようになっていたので、気が付けばこのような手遅れな状況になっていました。
disp_order
の値を基に並び替えを行うので、当然番号の若いお知らせの方が上に表示されるのですが、気が付けば値がマイナスに突入しており、また同じ番号のお知らせが連発していたりすることが見て取れます。
この状態でお知らせを編集すると、最後に編集したお知らせが一番上に出てしまったり*1、後からお知らせの順番を入れ替えようとした場合には disp_order
の値が同じお知らせを全て編集して変更なければならなかったりする状態になっていました。
この件の改修は私が担当したのですが、最終的には次のようにマウスでドラッグするだけで直感的にお知らせの並び順を変更できるようになりました*2。
値を手入力していたのと比べ、運用コストを大きく下げられたのが見て取れると思いますが、相談されるまでは全く気にかけていなかった部分でした。
このように、何か不便に感じていたり、もっと楽にできるのではないかと思うような個所があった場合には、近くのエンジニアに相談してみると良いかもしれません。
手軽に画面をGIF動画でキャプチャする
さて、↑のように操作している画面をGIF動画でキャプチャしたい場合があると思います。
そのようなときに、手軽に使用できるツールを紹介したいと思います。
こちらのサイトで公開されている、 LICEcap というツールです。 Windowsのほか、OSXやLinux*3でも動作するようです。
細かい使い方などは検索していただくとして、このツールをお勧めするポイントは動作が軽くてフレームレートが高い点と出力されるGIF画像が小さい点です。
このツールを使う前は GifCam というツール*4を使用していたのですが、それと比べても軽くてキャプチャできるフレームレートも高いように感じます。
また、GIFアニメにする際に直前のフレームとの差分のみを抽出しているため、ファイルサイズがとても小さくなります。↑に貼ってあるGIFアニメは、30FPS近くでキャプチャしていますが、ファイルサイズにしてたったの300KB程度しかありません。動画キャプチャと違ってブロックノイズが発生しない点も好印象です。
また、画像ファイルであるためそのままSlackなどに貼りつけて共有することが可能です。
SlackはGIF動画対応
バックアップは忘れずに
全く関係のない話になりますが、先日、研究室で使用しているPCが壊れて起動しなくなってしまいました。
ファッ?! #ラボPC pic.twitter.com/Gx0FBcT3K0
— @YDKK@social.0ko.me (@YDKKK) 2017年12月19日
CPU Fan Error!
と表示されていますが、どうもファンではなくマザーボードの故障のようで、現在修理に出しているところです。
年末のこの時期は、卒論や修論などの追い込みの時期であり、一歩間違えれば大惨事になりかねません。
幸いなことに、バックアップを取ったりクラウドストレージに上げていたりしたので特に影響はありませんでしたが、皆さんはどうでしょうか。
ちゃんとバックアップなどをされていますか?
ソースコードはGitHubなどで管理するとして、保存してるドキュメント類や画像・音楽・動画などもクラウドストレージを利用したり、バックアップを取ったりしておくことが大切です。
少々極端な例ではありますが、自分が使っているPCが突然故障して全てのデータをロストしても特に困らないような状態を保っておくのがベストです。
実際にデータが消えてからでは遅いです。もしロストして困るようなデータがある場合は、すぐにバックアップを取ってみてはいかがでしょうか*5。
おわりに
それでは、今年も残りわずかですが、良いお年をお過ごしください。