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メモ的な

Switch用のオーディオミキサを作る話(その2)

ydkk.hateblo.jp の続きです.

だいぶ間が空いてしまいましたが,実際にミキサを作るまでの手順を紹介します.

まずは適当に回路*1を起こして f:id:YDKK:20180514151638p:plain

ブレッドボードで試作

動作確認ができたら基板に起こして

中華メーカ*2に基板を発注して

部品をはんだ付けして完成!

必要な部品はこんな感じ*3 f:id:YDKK:20180514153534p:plain

秋月で揃えられる部品で組みました. 基板代を含めても一個あたり1500円もしません. 地味に良い部品を使っている部分や,オペアンプの負電源の生成にICを使っている部分などをどうにかすれば,あと500円ぐらいはコストを下げられそうです.

3Dプリンタがあればケースも作ったのですが,無いのでAmazonで適当なクリアケースを購入.

電源はUSBから取っていますが,余裕のあるケースにしたら半分ぐらい余っちゃったのでバッテリー駆動化なんかも出来そうです.

肝心の使い心地ですが,特にノイズもなく*4狙い通りマイク信号への混入も発生しません! 大満足の仕上がりです. オーディオ系の工作は初めてでしたが,安価でイカのプレイを快適にすることができました. SwitchのVCで似たような不満を抱えている方は,是非ミキサ自作に挑戦してみると良いと思います!*5

オペアンプの回路は,次に示すサイトなどを参考にしました.
簡単なオーディオミキサー
自作オーディオミキサー 〜オペアンプ加算増幅器〜

*1:1倍の反転増幅回路です.出力波形が反転してしまいますが,ゲーム用だし別に良いかなぁと.

*2:今回はFusion PCBを使いました.

*3:当初はUSB Mini-BとMicro-Bの両方を使える想定でいたのですが,なんと秋月の変換基板にはピン互換が無かった… https://twitter.com/Tiryoh/status/978644360450330625

*4:電源をSwitchもしくはPCなどの接続先のデバイスから取ると,グラウンドループノイズ?が発生する場合があるので,別電源にするのがベストです.

*5:HORIもどうせなら単体でこんな感じの周辺機器出せば売れると思うんだけどなぁ.